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「えっ!
天河君OKしてくれたの!?」 |
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「『2人の分も緒川さんに、お礼しなくちゃね』って言ってたけどさ、素直じゃないよなぁ」
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「素直じゃないよねぇ~」
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「素直?」
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「だってさ、そんなこと言いながらニヤニヤしてたし。
オレたちのお礼とかさ、絶対いいわけだって」 |
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「お兄ちゃん、お姉ちゃんと遊びたかっただけなの」
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「そ、そんなことないんじゃないかな」
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「そんなこと、あるある」
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「姉ちゃんと遊ぶ話をした次の日、兄ちゃん新しい服を買いに行ってたし」
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「お兄ちゃん、ふだんはあんまり服とか買わないのにね」
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(筒抜けだよ……筒抜けだよ天河君)
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(でも、もし本当なら嬉しいな……)
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「うん……そういうことなら、私も頑張って服を選ばなくちゃね」
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「でさ、来週の日曜日って姉ちゃん空いてる?」
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「来週の日曜日なの?
空いてるけど、急すぎて心の準備が……」 |
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「ん?
心のじゅんびって、ただ遊ぶだけじゃん」 |
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「お姉ちゃんにとっては、そうじゃないんだよね?」
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「雫ちゃんは分かってくれる?」
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「うん!」
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「???」
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「それで、待ち合わせの時間と場所は?」
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「お兄ちゃんがね、お姉ちゃんと学校で相談するって言ってたよ」
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「そっか……そうなんだ」
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「だいたい、お昼食べた後に集まって、晩ご飯までって言ってたけど」
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「一日中遊べたらいいのにね……」
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「ふふっ、そうだね。でも、それは仕方ないんじゃない?」
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「……………………」
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「……姉ちゃんさ、兄ちゃんのことってどれくらい知ってる」
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「淳くん?」
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「えっと、それは天河君の好きなものとか、性格とかって意味?」
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「ううん、高校生じゃない兄ちゃんのこと」
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「えっと……結構色々かな。知らないことも多いと思うけど」
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「そっか」
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「そうなんだ」
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「うん、そうなんだよ」
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結構色々知ってるようです。
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