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「いやぁ、毎度ありがとうございます~」
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「今回も助かった。これならマロンちゃんも喜んでくれるよ」
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「いえいえ、リンさんと久利さんはウチの店の金づ……最高のお客さんですからね。いつでも相談にのりますよ」
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「言い直さなくていいよ。いつも払った以上の商品を用意してもらってるんだから」
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「そういうことなら、お二人のこと、これからはカネナリさんとマネーさんって呼びますね」
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「いつも心の中ではそう呼んでたんです~」
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「いや、俺は原型残ってるけど。マロンちゃんはお金そのものになってるよ!?」
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「はぁ……お金っていいですよね。お金って単語を口にするだけで、胸が高鳴りますもん」
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「前から聞きたかったんだけど、中学生はそんなに金を集めて何に使ってるんだ?」
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「それは、私も興味がありますね……」
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「おまっ!?
いきなり出てくるなよ……店の中で力使ったのか?」 |
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「まあまあ、そんなことよりも今は、ナナシさんの話でしょう」
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「僕が何にお金を使ってるかって話ですか?」
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「ええ、差し支えがなければ、お聞かせ願いたいですね」
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「差し支えも何も、店の運営費がほとんどですよ」
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「え、マジで!?
自分の財布に入れてるんじゃなくて?」 |
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「はぁ~、カネナリさんは僕を何だと思ってるんですか?」
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「さり気なく、その名前を押してくるんじゃないよ」
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「失礼ですが、物異の仕入れや管理の費用は、マツロワヌモノタチが全額負担していますよね?」
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「ええ、まあ」
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「どこに、それだけの費用がかかるので?」
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「物異以外の品物を仕入れる費用と……後は、人脈構成に使いますね」
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「人脈構成?」
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「ウチは特殊な品物を扱うことが多いですから、それぞれの品物の専門家との繋がりが必須でして」
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「例えば、美術品の専門家といったように?」
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「もっと狭く、水墨画の専門家とか、さらに言うなら筆の専門家や墨の専門家といった具合です」
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「物異の特性を考えると各分野の知識、特に歴史に詳しい人との連携が必須ですから」
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「おぉ~、色々考えてるのな、中学生。ただの守銭奴じゃなかったんだな……」
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「くっくっく、感心するのは早計かと思いますよ、鈴鳴さん」
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「?」
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「店の奥にある、売り物ではない物異たちも、あくまで仕入れだと?」
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「……それは、あれです、自分へのご褒美ってヤツです」
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ほぼ全て、店の運営と自らのコレクションに消えているようです。
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