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「逆に聞きたいんだけどさ、逆に兄ちゃんや姉ちゃんが通う高校ってどんな感じなのさ?」
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「私たちの学校?」
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「逆にお兄ちゃん、あんまり学校のお話を逆にしないから」
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「もうさ、何が逆なのかよく分からないけど、そうなんだ」
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「そうそう、自分から学校の話なんて全然しないから」
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「たまに、お姉ちゃんの話するくらいだよね?」
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「だよな」
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(えっと、それは……嬉しいかも)
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「だからさ、どんな感じか知りたいかもって」
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「興味深々なの」
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「どんな感じって、難しい質問だね……」
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「一応、この辺で一番古い高校だって話だけど」
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「古いって、どれくらい?」
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「えっとね、来年で90年とか言ってた気がするよ」
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「すっげぇ、おジイちゃんなんだな」
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「私はおバアちゃんだと思うけど」
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「私には学校が男性なのか女性なのかよくわからないかな」
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「後はね、ちょっと生徒が多くて全体で800人近く生徒がいるかな」
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「すっげぇ」
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「多いね」
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「それには理由があるんだよ。二人とも部活――クラブ活動って分かる?」
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「知ってる。野球部とかサッカー部とかでしょ?」
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「アマチュア無線部にカルタ部なの」
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「マ、マニアックだなぁ。よく知ってるね、雫ちゃん」
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「にっしっし、雫は物知りだからな。サイショクケンビってやつ?」
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「えっと、じゅ、淳くんこそ、やさしいしカッコイイと思うの」
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「えっと、2人のおませに負けずに話を続けるとね、ウチの学校は、その中でも運動系の部活が強いことで有名みたい」
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「強いって、宇宙一?」
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「うーん、地球以外に部活動があるかどうかも分からないけど」
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「日本一になる部活はたまにあるみたい。そういう部活に入りたくて遠くから通う人もいるんだって」
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「おぉ~、だから人が多いんだ」
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「お姉ちゃんは、何かクラブ活動してるの?」
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「ううん。私は天河君と一緒で帰宅部」
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「帰宅部?」
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「どのクラブにも入ってないよーって意味だよ。帰宅は家に帰るって意味なの。すぐ家に帰るから帰宅部」
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「じゃあ、オレも帰宅部だ」
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「私も帰宅部」
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「ふふっ、皆おそろいだね」
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勇と千春が通うのは古くからある公立高校で、その生徒数は多めです。
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