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「えっ、マジでいいの!?」
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「ええ、構いませんよ。好き嫌いを教えるくらい」
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「でもさ、ジョーホーブはシチジスギぎって、綺麗な兄ちゃんが言ってたぜ」
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「七時過ぎ???」
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「淳くん、秘密主義だと思うの」
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「それそれ」
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「……雫さん。よく、お分かりになりましたね」
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「ジョーホーブは簡単にジョーホーを、人に話しちゃダメなんだろ?」
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「それは異形の事件に関することについてですよ。一個人としては生活に制限はありません」
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「えっと……どういうこと?」
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「普通におしゃべりできますよ、ってことだと思うの」
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「そういうことです、ですから何でも聞いてくだい」
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「そっか。じゃあ、ガンガン行こう!」
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「ドンドン行こう!」
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「お手柔らかに」
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「好きなものは?」
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「筋力トレーニング。そして戦いの腕を磨くことです」
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「嫌いなものは?」
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「無為……つまり、何もしない無駄な時間ですね」
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「好きな食べ物は?」
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「体を強くしてくれる食べ物です」
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「嫌いな食べ物は」
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「体の成長や回復を阻害する食べ物です」
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「えっと、美味しいとか、そういうんじゃなくて?」
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「激旨亭のように、常識を越えたマズさでもない限り、味は一切問いませんよ」
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「トレーニングが好きって、よく分かんないって。キツいだけじゃん」
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「くっくっく、刀の鍛造と同じです。一度身を焼くような熱を加えることは、己を高めるのには必要なんですよ」
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「眼鏡の兄ちゃんが言うことはむずかしいなぁ……」
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「難しいねぇ……」
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「早速ですが、今から20kmほど軽くランニングをしようと思っていたのですが、お二人もいかがですか?」
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「え?」
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「え?」
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「やはり、20kmでは短いですか?
では、30kmならばいかがでしょう」 |
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「ゴ、ゴメンナサイ。お、オレたち帰って宿題しなきゃ!」
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「しゅ、宿題が山盛りなの!」
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とにかく己を高めることが好きなようです。
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